道祖神のふるさと

下町大好き。ふるさとにかえりたい。

ブラック企業がブラック企業を生み出す

仕事上、会社の社長さんに会うことが多いです。先般お会いした中小企業の社長さんは、新卒で初めて入社した会社がヘッジファンドで、上司からの怒声、罵声は当たり前、とにかく筆舌に尽くしがたいブラック企業だったとのこと。金融系では良く聞く話ですねー...
私もそうなのですが、人間、「新卒で初めて入社した会社」の印象は大きく、「ああ、社会ってこういうものなんだ」と認識する指標にもなり得ると思います。その社長さんが言うには、「ブラック企業を経験した影響で、一般の会社員と比べると、劣悪な労働環境に対する耐性が幸か不幸か高くなってしまっている。なので、自分のこの基準で会社を運営していくと、恐らくうちの会社はブラック企業になってしまう」とのこと。
この社長さんは、自分に起因する自社のブラック企業化のリスクを認識されているので、その点では良い社長さんだと思います。しかし、ご自身を鑑みないタイプの社長さんだった場合、「ブラック企業を経験したのが原因で、自分が設立する会社もブラック企業になってしまう」という、かなり恐ろしいエンドレスブラックループに陥ってしまう。
何だか「虐待の連鎖」みたいでイヤンな感じですが、その点でもブラック企業の罪は重いと感じます。ブラック企業を経験した企業家の方には、その連鎖を食い止めて欲しいし、私たち社労士も、微力とはいえ頑張らないと。